【香典返しと会葬返礼品の違い】
香典返しと聞くと、通夜、葬儀に頂くお返しを思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、通夜、葬儀のお返しは正式には【会葬返礼品】といいます。いわゆる、ここでの香典返しは、葬儀に伴う費用を相互扶助の精神によって支える意味合いから供えられたご香典に対し、その心遣いに感謝して送るお返しの事を香典返しと呼びます。
【香典返しの商品選び】
香典返しに最適な商品として、最近多いのはカタログギフトです。カタログギフトはお送りになる先様がカタログに掲載された商品をご自分で選ぶ事ができますので大変喜ばれるようです。また、金額に応じてカタログの種類がありますので、商品選びに苦労しないという点で施主様からも喜ばれます。他は食品や繊維ものなどの消耗品は『悲しみを洗い流す』という意味合いで依然として多いようです。割れ物品は送りの多い香典返しでは敬遠されます(手渡しの場合は例外)
【香典返しの地域風習】
香典返しは地域によって、お返しが有る地域と、全くない地域が混在しております。基本的には香典返しがない地区にお住まいの方でも、過去に香典返しを頂いた方にはお返しをするというスタンスが無難のようです。
【香典返しの発送時期】
香典返しは通常、四十九日が無事に済んだ旨を和紙礼状に記し、四十九日の翌日にお送りするケースが一般的です。例外としては、会社関係の上司や同僚から香典を頂いている場合など、早い時期にお礼の言葉と兼ねてお渡しするケースもあります。
【香典返しに必要なもの】
香典返しを行う場合に必要なものは、【香典整理表】になります。香典返しは金額に応じてお返しをしますので、金額順に並んだ香典整理表が便利です。その香典整理表は宅配リストになり、送り状の原本になります。
【香典返しに添えるお礼状】
香典返しにはお礼状を添えるのがマナーです。文面はほぼ形式の沿ったものになりますが、形は【和紙礼状】【はがき礼状】などがあります。いずれも丁寧に封筒に入れるのが一般的です。
【香典返しの発送】
香典返しは発送するケースが多いので、間違いなく商品が届いたかどうか後からでも確認できるシステムがある業者さんに頼まれる事をお勧めします。当社での経験による参考コメントですが、通常、香典返しで発送した場合、【引っ越しなどによる住所不明】や【不在通知投函後連絡なし】などでお客様へ対応指示や送り先再確認を仰ぐケースが多々あります。香典返しは送り先の先様に贈り物が届いて初めて完了になります。【値段が安い】や【送料無料】の業者さんに目がいきがちですが、その点を確認されてご注文なさる事を推奨します。
【香典返しと即返し】
最近では会葬返礼品より若干高価なお返しを【即返し】と称してご香典のお返しになさるケースがあります。しかし、即返し品は金額が比較的安いため、全てのご香典を網羅するものではありません。その場合は【即返し品】の商品金額とご香典の金額を比べ、香典額に対して不足の分を、香典返しを行います。
【香典返しの発送時期】
香典返しは通常、四十九日が無事に済んだ旨を和紙礼状に記し、四十九日の翌日にお送りするケースが一般的です。例外としては、会社関係の上司や同僚から香典を頂いている場合など、早い時期にお礼の言葉と兼ねてお渡しするケースもあります。